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レンガの家を勧める理由

わが国には、まだまだレンガの家は普及していません。

 

大きな理由としては、日本固有の四季にあります。

日本は、夏は暑く湿度が高いため、例えば石で家をつくると

家の中は蒸し暑く結露だらけになってしまいます。

木造なら、断熱性が高く、調湿作用もあるので、日本の気候にとても適していますよね。

 

明治維新後、西洋建築の技術が日本に入ってくるようになり、

戦後には、鉄筋コンクリートの使用も一般的になりました。

しかし、今でも戸建て住宅の8割以上が木造で建てられています。

木造の他には、コンクリート造りや鉄骨、石造り、レンガ造りなどがあります。

 

実は、レンガの家は意外にも日本の気候にもマッチしているのです。

レンガの家は健康に優しい特徴があります。

優れた断熱性と遮熱性によって、一年中快適な住まいを実現してくれます。

冬は暖かく夏は涼しく快適なので、気温差によるヒートショックが起こりにくいのです。

断熱性が高いため、床下や壁の中で結露が発生しにくい特徴があります。

そのためカビ・ダニアレルギーを防ぎます。

また、万が一火災が起きても有害物質が発生しません。

省エネ効果が高く、長期間にわたって住み続けられる住まいです。

 

また、夏の室内温度上昇対策としての効果が期待できるため、家の中で熱中症になることを防ぎます。

そして、レンガの家は湿気に強い特徴があります。

レンガは陶磁器のように高温で焼き上げられているので、
水分吸収率が低く外の湿気を遮断します。

梅雨の時期でも外の湿気が室内に入り込むことはなく、
カビやダニの発生を抑えられます。

 

湿気に強いという特徴は、湿気の多い日本にピッタリ。

レンガの家は、実は日本の風土に合うのです。

 

猛暑や厳冬に対応した快適な暮らしが実現するのは、
このような独特の機能を併せ持っているレンガの家だからこそ。

 

遠い昔から存在しているこのレンガが、
気候変動が問題となっているこの時代の最先端を走っているといっても過言ではありません。

レンガは、夏や冬の冷暖房費の節約をももたらしてくれるのです。

 

皆さんは、レンガを日本にはなじみのない素材だと思っていませんか?

レンガはイメージ的に西洋の素材だからと、家を建てる素材としては
敬遠してはいないでしょうか。

 

レンガは西洋から入ってきた文化ですが、
日本にも煉瓦をつくっている会社があります。

今の日本に、100年以上前から続いている煉瓦製造会社があるときくと、
驚きでしょう。

 

今の社会はもう、昔のように惜しみなくエネルギーを使って、
モノをどんどん生産すればよいというものではなくなってしまいました。

気候の変化、二酸化炭素の排出量など、
環境に敏感な時代を迎えています。

今私たちが身を置く環境を傷つけることなく、
生活を豊かにする方法を考えるチャンスです。

 

地球温暖化のせいか、ここ数年は夏の暑さが大変厳しくなっていますね。

熱中症で死者もでる時代です。

環境問題と私たちの生活はもう、切っても切り離せないものとなっています。

冷房があればこと足りる、と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、電気代はかさみますよね。

 

都市全体を冷やす方法を真剣に考えるべき場所に、私たちはいるのではないでしょうか。

二酸化炭素の排出を抑えて持続可能な環境を実現する冷却について、
真剣に考えていかなければならないのではないでしょうか。

 

環境と建物はつながっています。

つまり、家と屋外とは一体で考え、よくしていかなければなりません。

例えば冷却であるなら、屋根の緑化や街路樹で都市の表面を冷やすことです。

 

レンガで造られた家は、これまで述べてきたように
日本の環境にも適応した動きをみせてくれます。

例えば、レンガの壁は外と中、室外と室内の熱の行き来をゆっくりしたものにします。

さらに、天井や床の断熱材と組み合わせると、
室内の温度を安定させることができます。

言い換えると、冬は暖かく、夏は涼しい家だということになります。

冬は暖かな空気を室内に留まらせ、夏は涼しい空気を室内に留まらせます。

 

こうした住まいに住むことで、光熱費を節約することになり、
結果として二酸化炭素の排出量を削減することにつながります。

 

そう考えると、レンガの住宅は
今流行の環境に優しい持続可能な住宅と言えるでしょう。