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歴史をひもとく

ヨーロッパでは、百年、二百年の単位で住居の建材が
受け入れられ、進化してきたという歴史があります。

 

今でもよく見られるレンガ造りの家は、もともとの石造りの家が進化したものです。

 

17世紀半ばから、イギリスやオランダなど石材が豊富ではない国を中心に広まりました。

 

大きなきっかけは、1666年に起きたロンドン大火です。

 

その大火は4日間にわたって燃えつづけ、
市内に建つ家屋の約85%が焼けてしまったそうです。

 

そのような大きな被害が起きてしまった結果、木造建築が禁止されました。

 

代わりに耐火建材としてレンガを使用した建物が急速に広まっていきました。

 

そして、場所はかわり南米のボリビアでも、日本のような木造住宅はほとんどありません。

 

ほぼすべての住宅が、なんとレンガとセメントでできているのです。

 

乾燥しているこの地域では、火災を防ぐことに対してもレンガが役立っているようです。

 

風土によっても建築材料の違いがあります。

 

木が少ない砂漠の周辺などでは、身近な建築材料といえば泥と石ころくらいでした。

 

こうなると、石や土を積み上げて壁をつくる方法しかありません。

 

人類最初のレンガは乾いて固まった土を、まだ柔らかい泥を接着剤にして積み上げるところから始まったようです。

 

積み上げるには平らな形であり、また大きさも揃っていた方がうまく積めます。

 

手早くレンガを形作るためには、型枠を使い、次々と型抜きすればより効率的です。

 

その結果、レンガは長さと幅と厚みが、ほぼ4対2対1という形に落ち着くのです。

 

最初のレンガは、土を固めて太陽の熱で干しただけの日干しレンガでした。

 

そこからレンガの歴史がはじまっていきます。

 

そして、レンガの発明は人類の四大文明と共にありました。

 

レンガは人間の身近にある土を使って作ることができるので、
世界各地で最も古くから使われてきた建築用材料のひとつだと
いえます。

 

身近な素材に着目し、そこから今のレンガの家の歴史に
繋がっています。