レンガは自然の土を高温(1200~1300度)で焼いて作ります。
土は、レンガに適した粘土分の高い土が厳選して使われます。
天然の土を固めて作るので、全く同じレンガはひとつもなく、
そのため並べた時の色あいには味わいがあります。
また、天然の土から作っている物なので、仮に家を取り壊す時にも、
自然に害を与えません。
そこが、化学物質でできたサイディングなどを取り壊すときと違い、
環境に対する負荷が違います。
レンガの家は、天然のレンガを一枚ずつ積み上げたレンガ積み工法です。
目に見える大きなコストメリットとしては、10年後にかかる塗り替え費用が大きな差になります。
サイディングを使用した一般住宅は、平均すると15年に一度、外壁の塗替えをするというデータが出ています。
ですから、30年のローンの間に最低2回のメンテナスが必要になります。
一度の外壁塗装の料金150万円×2回=300万円位の料金が別途かかる計算になります。
それと比べるとレンガの家は、30年程度ではメンテナンスの必要がありません。
逆に、街に馴染み、いっそう存在感を増していることでしょう。
一般住宅では、30年で約300万円の追加のメンテナンス費が必要とすると、
レンガの外壁の方がお得と言えるかもしれません。
実際に、万里の長城のレンガは1000年以上存在していて、
レンガ自体の対応年数は楽に100年以上だと思われます。
今のレンガ建築の構造は、ステンレス鉄筋を入れているので、さらに頑丈な造りになっています。
建ててからお金のかからない家、そんなレンガの家の魅力を
感じていただけましたでしょうか?