レンガの家は総合的にみると、たくさんの利点があります。
まず、煉瓦で作られた家は耐久性に富んでいるので、
例えば台風などで外を飛びちる破片があったとき、その直接の衝撃に、木材よりも耐えることができます。
また不燃性という性質も持っているので、特定の部屋で火災が発生した場合、
消されるまで火を封じ込めるような性質もあります。
これは、発火しやすい木材とはかなり性質を異にします。
欧米の場合だと、保険会社によっては、煉瓦造りの家においては低料金を提供するところも多いです。
また、環境にやさしいのも特徴です。
煉瓦は、地球上で最も豊富な材料のひとつ、頁岩(シェール)と粘土からできています。
これは、他の建築材料よりも湿気をよく吸収してくれます。
そのため、カビやチリダニの発生する可能性を最小限に抑えることができます。
また、家づくりの工夫として、煉瓦の壁を断熱材と組み合わせることをお薦めします。
これにより、室内の温度を安定させることに繋がります。
家の中をより長く暖かく保つため、光熱費を節約することになり、二酸化炭素の排出量を削減することになります。
つまり、環境にも貢献することができます。
また、煉瓦は粘土、頁岩、コンクリート材料から成形されるので、
さまざまなスタイル、色、形状で供給されることが可能です。
クラシックなデザインでも現代風のデザインでも、探しているものを煉瓦で見つけることができます。
それから、レンガの家を建てる時に考えるべきことは、
場所や目的、メンテナンスなどの問題です。
煉瓦は、自然の熱をとどまらせようとするため、寒い気候の下では、その機能はとてもうまく働きます。
また、煉瓦づくりの家は、優れた資産価値を持っています。
売りに出すときにも、スムーズに売りに出せる可能性も持っています。
様々な面から考えても、レンガの家を一生住み続ける家として
考えてみる余地がありそうです。