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レンガの古い歴史

身近に当たり前のようにあるレンガですが、いつから日本にレンガが存在するようになったのでしょう?

実は紀元前4000年ころから、土を型枠に入れて形作り、天日で干した”日干しレンガ”が存在していました。

そののち、紀元前3000年頃には、焼く工程の入った”焼成レンガ”が現れました。

これが、皆さんご存知のレンガ造りの家のルーツとなります。

 

そして、日本にレンガが伝わったのは幕末のころです。

1870年には、日本で初めてのレンガ工場ができたそうです。

レンガ造りの建物として有名なものも多く残っています。

東京駅や横浜の赤レンガ倉庫、大阪市中央公会堂などがあります。

ですが、関東大震災以降、レンガは地震大国日本において住居向きではないと判断されました。

その後、一時期は住宅においてレンガが使われることはほとんどなくなりました。

 

ですが今、またレンガの家が建築可能となっています。

これには、こういった理由があります。

あの歴史的なレンガ造りの建物は、建築当時、レンガ同士をモルタルで接着することが一般的でした。

そのため、大きな地震の際に崩れ落ちる問題がありました。

レンガ造りの建築物を作ろうとしても、耐震性の問題から建築基準法に則った強度が得られず、建築許可が下りない時期があったのです。

 

ですが近年では、レンガ内部に基礎からの鉄筋を通す穴を設け、強度問題を解決できるようになっています。

現代でも、こうしてレンガ造りの建物が建築可能になったわけです。